妊活中は男性も葉酸サプリを摂った方がいい？

妊活（赤ちゃんを授かるための準備）と聞くと、多くの人は「葉酸サプリは女性が飲むもの」というイメージを持っていますよね。確かに、葉酸は胎児の発育に欠かせない栄養素で、妊活中の女性には必須とされています。しかし、「男性 妊活 葉酸」という言葉が注目されるように、実は妊活中の男性にとっても葉酸は大切なのです。

では、なぜ男性にも葉酸サプリが必要なのでしょうか？本記事では、男性の妊活における葉酸の重要性について、科学的根拠やわかりやすい事例を交えながら解説します。

 

男性の妊活にも葉酸が必要？

 まず、葉酸（ビタミンB9）とはどんな栄養素なのでしょうか。葉酸はDNAや細胞をつくるために不可欠なビタミンで、新しい細胞の生産に関与しています。妊婦さんが葉酸を摂取すると胎児の神経管閉鎖障害（先天性の脳や脊髄の障害）リスクを下げられることが知られており、そのため女性の妊活では葉酸サプリの摂取が強く推奨されてきました。

 

葉酸不足が男性に与える影響

 葉酸は体内で合成できず、食事だけでは十分に摂りにくい栄養素です。特に男性は野菜不足の傾向があり、厚生労働省によれば成人男性の1日の葉酸推奨量240µgに対して、食事からの平均摂取量は約70µg程度とされています。そのため、意識しないと葉酸不足に陥りがちです。

では、男性の葉酸が不足すると何が問題なのでしょうか。医学的な知見によれば、葉酸不足は精子の質に悪影響を及ぼすことがわかっています。具体的には、以下のような点が指摘されています。

精子の数や運動率の低下

男性の体内の葉酸レベルが低いと、精液中の精子の数や運動率（泳ぐ力）が低下し、結果として受精のチャンスが減ってしまう可能性があります。実際、葉酸などの栄養を補うことで精子の質が改善する可能性も示唆されています。

精子の染色体異常の増加

葉酸が不足すると、精子のDNAの安定性が損なわれ、染色体の分離に異常が起きやすくなります。その結果、本来あるべき数とは異なる染色体を持つ精子が増えてしまいます（言い換えると、精子の遺伝情報にコピーエラーが起こるようなイメージです）。ある研究では、葉酸を十分に摂っている男性は葉酸が少ない男性に比べて異常な精子の発生率が約20%も低かったと報告されています。

流産や先天異常のリスク

精子の染色体異常が増えると、そのような精子が受精した場合に流産や胎児の先天性異常（例：ダウン症など）につながるリスクが高まります。逆に言えば、男性が葉酸を十分に摂取して精子の異常を減らすことで、こうしたリスクを低減できる可能性があります。

このように、男性側の葉酸不足は妊娠の成立や胎児の健康に影響を及ぼし得るのです。さらに葉酸は血液中のホモシステインという物質の濃度を下げる作用があり、心臓病などのリスク低下にもつながります。つまり、葉酸を適切に摂ることは精子のためだけでなく、妊活中の男性自身の健康維持にも役立つと言えるでしょう。

夫婦で葉酸サプリを摂取するメリット

妊活は夫婦二人の共同作業です。葉酸も、できれば夫婦で一緒に摂るのが理想的と言えます。実際、専門家も妊活中の女性だけでなく男性もパートナーと一緒に葉酸サプリを摂取することを推奨しています。夫婦で同じ目標に向かって栄養管理をすることで、「二人で頑張っている」という連帯感が生まれ、お互いのモチベーションアップにもつながります。

夫婦で葉酸サプリを一緒に取り入れることには、次のようなメリットもあります

お互い励まし合える

二人でサプリを飲めば、「自分だけが頑張っているんじゃない」と心強く感じられます。毎日の葉酸摂取が夫婦共通の日課になれば、妊活への前向きな気持ちを共有できるでしょう。

習慣化しやすい

一緒に始めれば「今日飲んだ？」と声を掛け合えるので、サプリの飲み忘れ防止にもなります。忙しい日々でもパートナー同士でフォローし合えば継続しやすいですよね。

負担を分かち合える

妊活というと女性ばかりに負担がかかりがちですが、男性も葉酸サプリを摂ることで「自分も協力している」という自覚が芽生えます。妻だけに任せず夫も取り組むことで、精神的な負担をお互いに軽くできるでしょう。

 

そして何より、夫婦そろって葉酸を十分に摂取できれば理想的な妊活コンディションが整います。たとえばベルタ葉酸サプリは妊活中〜妊娠初期の女性に人気の総合サプリですが、実はその成分配合は夫婦で一緒に飲めるよう設計されています。葉酸はもちろん、妊活に必要なビタミン・ミネラル類がバランス良く含まれているので、男性が飲んでもまったく問題ありません。また、夫婦の妊活を応援しているベルタ葉酸は夫婦で購入すると初回５４％オフで二回目以降も４１％オフで購入できます。

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