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ピル外来

低用量ピル(OC:oral contraceptives)を略したものがピルです。
ピルは、高い避妊効果(きちんと内服すればほぼ100%の避妊が可能です)があり、避妊薬として有名ですが、他にも効能があり、海外では3~5割の女性が内服しています。
生理をがまんする生活ではなく、生活の質を高めるためにも内服を考えてもいいと思います。

生理について

小学生のうちから生理(月経)がはじまる子も多く、中学生のうちにはほとんどの子が月経発来します。18歳までに月経初来しない場合は病気や生まれつきの異常が考えられるので、受診が必要です。
生理は女性にとってとても大事なものですが、毎月生理に苦しめられる必要はありません。
生理がつらく生活にも影響がある時は月経困難症といって治療の対象にもなります。
旅行、スポーツ大会、受験などの時は生理を移動して快適に過ごすということも考えてもいいでしょう。

なるべくピルの内服に関しては婦人科の受診をご検討ください。
院長以外の医師の場合、処方ができないこともありますのでご了承ください。

ピルの特徴

メリット

デメリット

飲みはじめは軽度の吐き気、乳房のはり、頭痛があることがあります。飲み続けることで解消しますので安心してください。
まれに血栓症が起こることがあります。血栓傾向のある方は内服できません。
喫煙が血栓のリスクを高めます。禁煙の必要があります。
血栓等のリスクの観点から、40代以上はほかの避妊法がおすすめされます。

処方について

初めての方は問診、診察後に処方いたします。
当院では内診、超音波検査はできません。
初診料がかかります。2回目以降の方は初診料不要です。

費用

(自費の場合:月経困難症など保険診療が可能な病気もあります)

初診料: 3,300円

低用量ピル

ラベルフィーユ 1シート 2,200円
トリキュラー 1シート 2,300円
マーベロン 1シート 2,400円

月経移動

修学旅行など旅行の予定やスポーツ大会、受験など大事な予定の時に月経移動をすることも可能です。ご相談ください。
費用は診察時でどの方法でするかにもよります。お気軽にご相談ください。

*月経移動に関しては、直前のご相談だと中容量ピルが必要なことが多く、当院では対応できません。
3-4か月前にはご相談ください。
また、月経発来(はじめての生理)後期間が短い(目安は半年以上)、14歳未満は婦人科の受診を
お願いすることも多いです。
なるべく婦人科でご相談することをおすすめしております。

月経困難症

保険診療可能です。費用は一般的な診察と同じ値段です。

モーニングアフターピル

アフターピルは避妊に失敗してしまったときなどに72時間以内に内服すると避妊効果があるホルモン剤です。1錠飲めば終了です。早ければ早いほど高い避妊効果を発揮します。
当院では問診、診察の後処方します。内診、超音波検査はできません。
あくまで緊急避妊用のお薬です。吐き気、頭痛、腹痛、眠気がでることがあります。
アフターピル内服後、低用量ピルの継続内服をおすすめします。

費用

レボノルゲストレル 1錠 7,700円

緊急避妊法の適正使用に関する指針

http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/kinkyuhinin_shishin_H28.pdf